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2024年度 香川大学危機管理シンポジウム (12/9_高松市)

パネリストとして登壇!整理収納アドバイザーとして「暮らしのリダンダンシー」をどう考える?


2024年香川大学危機管理シンポジウム

リダンダンシー(冗長性)とは、システムや装置、データなどに「予備」を持たせることです。例えば、パソコンのデータを二重に保存しておくことや、電気設備に予備の電源を設けることがリダンダンシーの一例です。

暮らしのリダンダンシーとは

暮らしのリダンダンシーとは、日常生活の中で「予備」や「余裕」を持たせることで、万が一のトラブルや予期せぬ出来事があっても生活がスムーズに続けられるようにする工夫です。たとえば、災害時に備えて水や食料、電池などの備蓄をしておくこと、スマホの充電器を複数持つこと、ライフラインが断たれたときに代用できるものを持っておくことなどが暮らしのリダンダンシーの一例です。


整理収納アドバイザーが考える「暮らしのリダンダンシー」とは


自助:自分の命は自分で守る


自助とは、自分自身で自分を助けることを指します。具体的には、自分の力で問題を解決したり、必要な備えをしたりすることを意味します。例えば、災害時に備えて食料や水、医薬品を自分で用意しておくことや、緊急時にどう対処するかを事前に学んでおくことが自助の一環です。


<整理収納アドバイザーとしてやっていること>

家具を固定する前に整理を行い、日頃から不要なものを溜め込まないよう心がけています。必要なものは時間軸で分類し、集中収納と分散収納を活用しています。また、日常生活に災害時に役立つ習慣を取り入れることで、緊急時にも落ち着いて行動できるよう備えています。


共助:地域の住民や家族、友人同士が助け合うこと


災害時には、行政の支援が届くまでに時間がかかることが多いため、隣近所や地域のつながりで助け合うことがとても重要です。たとえば、避難所までの誘導を手伝ったり、食料や物資を分け合ったり、困っている人に声をかけたりすることが共助の具体例です。共助があると、災害発生時の不安や負担が軽減され、コミュニティ全体の安全が高まります。


<整理収納アドバイザーとしてできること>

地域住民を対象に、防災と整理収納を組み合わせたワークショップを開催し、家族や個人でも備蓄や防災グッズの管理ができるようサポートします。家庭内の整理が防災力の向上につながることを伝えることで、共助の意識も高まります。


公助:政府や自治体などの公的機関が提供する支援やサービス


災害時には、消防や警察、自衛隊が救助活動にあたったり、避難所の設置、物資の配布などを行ったりすることが公助の一例です。また、防災訓練や避難情報の発信など、平時から備えとして行われる活動も公助に含まれます。


<整理収納アドバイザーとしてできること>

緊急時に避難所となる公共施設の整理整頓を平時から行い、利用者がより快適に使える環境を提供します。地域のイベントやワークショップを通じて、防災意識を高めるための整理収納の知識を広め、災害時に役立つ整理方法や備蓄品の管理方法を提案します。避難所に必要な物資や設備が効率よく配置されるよう、整理収納観点からレイアウトや収納の提案を行います。防災備蓄品の管理方法について、スペースの有効活用や物資の整理、在庫管理の方法などをアドバイスします。


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